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アマゾンやばい (10/21/23)

アマゾンやばいかも。今週アマゾンの一次体験でギョッとした事が2つあったので今日はその報告。これはアメリカに住んでないと体験できない現地の生の声だと思う。22年の頭にアマゾンのトラックの数と見た事ない広告を見て長年持ってた株を売った話はしたけど、今回のはもっとやばい気がする。


私は自分の一次体験を大事にしている。例えば、Amazonは2012年に初めてPrimeに課金してまずはAmazonで売っているか確認して、なければ他のサイトで注文している自分に気づき、株を買った。


その後、何回か買い足したけど、あの2012年の株は10年で12倍になった。


でも長期保有してたAmazon株は2022年の頭にほとんど売ってしまった。なぜか?コロナ後、Amazonのトラックがあまりにもたくさん走っているのを見たから。


Amazonのトラックの方が郵便局のトラックより高速でも町中でも圧倒的に多かった。私はそれを見て「ああ、もう浸透しすぎた」と思った。


Amazonで一度も注文した事のない人はもう一人もいない、と思った。つまり、そこからの成長率は経済の成長率。


さらにそれまではAmazon Prime Dayの以外は見た事のないAmazonの広告を飛行機のあの小さい画面の中で見た。「あれ?Amazonってこんな広告出してたっけ?」と思った。


今まで出す必要のなかった広告を今更出す。企業が行動を変える。私はそういう気づきを大事にしてる。つまり売り上げが伸び悩んでいるので様々な広告を試しているのだ、と思った。


この2つの気づきが主な理由でAmazon株は結局全部売ってしまった。最後まで残しておいた約1割以外は今年の高値より高い値段で売った。


だから、私は今Amazonの株を持ってない。ちなみに、Magnificent 7の中で今持ってないのはAMZNとTSLAだけ。AAPLはAmazonと同じく長期保有だったけど、2022年に売って以来ずっと持ってなかった。でも最近、Apple PayとApple Cardの経験をして買い戻した。


実は先日、Amazon株のファンダメンタルを分析した。昔に比べてPERもだいぶ下がってきたし、売り上げの2桁成長が期待されているのでまた検討しようと思ったのだ。





でもあまりに低いNet Margin、大きいCapexとバランスシート、一桁のROE、そして増え続ける債務。やっぱりやめておこう、と思った矢先に今週のショックな出来事が。


私はAmazonのヘビーユーザー。生鮮食品以外で買う物の7割近くはAmazonで買ってると思う。靴や服などは色違いやサイズ違いをいくつも注文して、試して、いらないものは返品する。


だからAmazonの返品が無料でしかも実に簡単なのが非常に魅力。


日本ではどうなのか知らないけど、Amazonの返品は箱とかに入れないでも、そのまま梱包なしでUPS Storeに持っていけばQRコードをピッとスキャンするだけで返品完了だ。


ところが!今週いつものようにスマホで返品のQRコードを出そうとしたら、UPS Storeの返品のオプションが$1となっている。


変だな、と思い、返品の理由を変えてみたけど、やはり同じ$1。無料返品はWhole FoodsかStaplesかKohl'sに行かないとダメになってる。


たかが$1。されど$1。毎週数品返品する私にとってはバカにならない。特に$10以下の物を返品する時は悔しい。


じゃあ無料返品できるお店に行けばいい、と思うかもしれないけど、私の場合、UPSは家から5分のところにあり、いつもいくお店のすぐ隣。返品無料のそれらのお店は10分近くかかるし、わざわざその為だけに往復20分はきつい。


しかもこれらのお店のCustomer Serviceの人達は郵送専門じゃないし他の仕事もあったりして待ち時間がUPS よりずっと長い。時間の無駄が大嫌いな私はイライラしてしまう。


これは私にとってかなりショックなサービス改悪だ。


さらに、USP Storeはアメリカ全土で5,500店舗以上ある。Whole Foodsは515。Staplesは1,061。Kohl's は1,170。私はWhole FoodsとStaplesが10分位の所にあるからまだいいけど、これがかなりの時間的な痛手になる人は結構いるのではないかと思う。


Whole FoodsはAmazonの子会社だし、返品をお店でしてもらうことでついでにお買い物をしてもらおう、という考えはよく分かる。StaplesとKohl'sはおそらくAmazonにお金を払って返品センターにしてもらっているのだろう。


でも私やその他大勢のプライム会員にとって「気軽に返品」はかなりの購買促進材料だったはず。「とりあえずオーダーして要らなければ返品」はポチるハードルをめちゃくちゃ下げる。


あくまで私個人の感想から言えば、返品が少し面倒になった分、注文する量が減ると思う。


このサービス改悪はやはりAmazonがもう成長株ではないことを物語ってると私は思う。成長が止まった会社は同じ売り上げからもっと利益を出そうと知恵を絞り出す。それが裏目に出ているのではないか?


さらに今週、こんな物が家に届いた。

全ページカラーで一枚一枚の紙もグラビア雑誌のように厚い、ホリデイショッピングカタログだ。こんなもの今まで一度も見た事がなかった。


これは飛行機の画面でAmazonの広告を見た時より数倍ショックだった。


Amazonはアマゾン川のように広大で世界中で買えない物はほぼ無い広大な品揃えが売りなのに、紙面数が限られてる紙のカタログ?これぞまさにオキシモロン。


こんなもの見てAmazonに行って注文する人がいるのだろうか?だとしたら私はこのカタログのターゲット層ではない。


私は株投資という意味で興味深くこのカタログを見たけど、そうでなければゴミ箱に直行だ。


それにこのカタログ、かなりお金かかってると思う。今まではこんなことにお金かけなくてもAmazonの売り上げはちゃんと伸びていた。


こうでもしないと、今後は売り上げが伸びないことを心配しているのではないか、と私は想像する。


AWSは成長中だとしても、Amazonの売り上げの約85%はAWS以外。そして売り上げの67%は物を売った売り上げ(残りはサブスク、広告、その他)。


売り上げの3分の2が伸び悩んだら残りの3分の1がいくら頑張っても辛いものがある。


そしてまだ成長中のAWSでさえ、マーケットシェアが大き過ぎて成長率は鈍化しつつある。直近の2023年2 Qは前年比で12%しか伸びなかった。


大きくなり過ぎるというのは成長株にとっては呪いのようなものだな、とつくづく思う。


まあAppleも育ち過ぎて成長率は落ちたけど、Apple の利益率、キャッシュフロー、バランスシートの健全性はAmazonとは比べ物にならない。Appleは借金を減らし、それでも有り余るキャッシュフローで自社株を買いまくってる。Amazonにそんな余裕はない。


Amazonの株の未来はPER20代なのではないかと思う。今のPERは47。となると株は長期でもなかなか伸びなさそう。私にとってAmazonはもうMagnificentじゃない。


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