不況は来る?来ない?気になるアメリカの一次情報(11/9/23)
- Mary Oakley
- 2023年11月10日
- 読了時間: 5分
不況は来る?来ない?結局、株価の未来はそこが1番大事。去年の今頃は100%みんな23年に不況が来ると思ってた。今は意見は二つに割れてる。私は不況は来ないか、来てもマイルドだと今は思ってるけど、最近身近でこれは不況の前兆?と思う一次情報がいくつかあったので今日は改めて不況の可能性の考察。
私の周りにいる富裕層投資家達は現金に退避中の人が多いので、希望的観測も含め、「大きな不況は来る」派が多数。毎日のChat RoomもランチミーティングなどもPrivate Creditファンドや相場に連動しない(Uncorrelated) 投資先の話ばかり出てくる。
一方、よくテレビに出てくるファンドマネジャー達は常にフル投資している必要があるので、ソフトランディング派が多く見える。
株を空売りできるヘッジファンドマネジャーでさえ、比較的ブルが多い気がする。あのMark Zuckerberg に宛てたオープンレターが注目を浴びたAltimeter CapitalのBrad Gerstnerでさえ、「23年の年初ほどではないけど、かなりブリッシュだ」と今週言っていた。

強気なファンドマネジャーが多いのは少し気になるけど、でも私は今年の年末はおそらく強いと思ってる。11月に入って一気に上がり過ぎたので4200と4400の間で少しもたつくとは思うけど、S&P500は7月の上値の4600くらいまでは年明ける前に行きそう。

特にインフレのデータが順調に下がれば株は強いと思う。
原油もかなり落ちてきたし、インフレは私は特に心配はしてない。

問題は来年だ。
私は今の所、ソフトランディング派だけど、常にアンテナを張り巡らせて市場の細かい動きや人々の行動の変化に目を光らせてる。大きな変化には必ず小さな予兆があるから。いわゆる炭鉱のカナリアを探しているのだ。
まず、気になったのは先日のハロウィーンのデコレーションとキャンディーの数。
アメリカのハロウィーンは馬鹿でかい。特に私の住む町は富裕層が住む町なので豪邸ばかりで(私の家は豪邸ではない)そのハロウィーンのデコレーションたるや、一般人の家とは思えないものばかり。まるでディズニーランドにいるような気分になるのが毎年恒例。
そして子供達に配るキャンディーも板チョコ丸々一枚とかミルキーウェイのバー丸々一個とか太っ腹の家が多々ある。家によっては子供と一緒に家を回る大人用にワインやアペタイザーまで用意してくれてたりする。何百人と子供達がくるのに、だ。
ところが!
今年はデコレーションをしている家があまりにも少ない。
私はもう娘も大学に行ってしまったので、一緒に回る子供もいないけど、市場調査のために魔女の帽子とマントを被り、愛犬もコスチュームを着せて、散歩に行ったのだ。
毎年ディスニーランド顔負けのデコレーションをしていた家々がひっそりと静まり返ってた。もしかすると家が売られてオーナーが変わってしまったのかもしれない。でもそれにしても、静かすぎる。
娘が2歳だった2007年、リーマンショックの前年で金融相場が超イケイケだった頃は家という家、全てがデコレーションをしてキャンディーを配ってた。道も土曜日の渋谷くらい仮装した子供たちで混んでた。
ここ数年はあれほどまでの賑わいは流石になかったけど、今年は特に「どうしちゃったの?」ってくらい残念な感じだった。
ちゃんとデコレーションをしてキャンディーを配る家でさえ、8時前にキャンディーは全てなくなってしまった家がほとんどだった。キャンディーを準備している量が減ったのだ。以前は22時くらいまで高校生のTrick or Treatersが歩き回ってキャンディーを集めてたのに。
私の住む町は金融業に従事してる人が多いので、景気の浮き沈みが普通の町よりおそらく激しい。これを見て私は、うーん、これはもしかすると景気は思ったより落ち込んでいるのかもしれない、と思ってしまった。
それ以外にもいくつか兆候が。
特にショックだったのは隣町にあったWalmartが11月3日付で閉店してしまったこと。いつも駐車場が車でいっぱいだったのに昨日たまたま前を通ったらガラガラであれ?なんで?と思ったら建物の壁からWalmartのサインが消えていた。
建物のリースの更新があり、Walmartは更新しなかったらしい。儲かっていなかったから、というのが普通の解釈だろう。Walmartは今年店舗を24件閉めたらしい。でもその一つが私に一番近い店なんて残念すぎる。
景気のせいではなく、購買のオンライン化や今アメリカではびこる盗難の被害のせいかもしれない。あるいはWalmart自体の問題かも。
実際、その空いた店舗にはいずれTargetが入るらしい。一次情報としてはTargetを買って、Walmartを空売りするべきかもしれない。でもまだ許可などが降りていないらしく、本当にTargetが来るかどうかは未定。
さらに私の町や隣の街のメインストリートを見渡すと、空き店舗が目立つようになった気がする。景気が良ければ空き店舗はすぐに埋まるはずなのに。
あと、今まで中々予約が取れなかったネイルサロンが予約なしでWalk-inで行けたり、数日前から予約しないといつもキャンセル待ちリストだったジムクラスが最近、直前でサインオンすればクラスが取れる、などなど、あらゆる所で景気鈍化の兆候を感じる。
これはあくまでも私の住む町の情報で私の町は金融業界の景気にすこぶる左右される。そして金融業界はかなりボラが激しいし、実経済の先行指数であるとは言えないかもしれない。
でもあのハローウィンは普通じゃない。異常に寂しかった。もしこれで来年不況が来たら「ハローウィンデコレーション景気予想指数」の論文でも発表しようかしら。








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