今の米株は買いか?売りか?(10/27/23)
- Mary Oakley
- 2023年10月28日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年10月28日
今米株は買いか?売りか?今日は私の周りにいる米超富裕層の投資家達が今週どんな事を考えたか、そしてマグ7の決算を踏まえて今後の相場とマクロ展望の私見を書いてみる。MSFTもAMZNも好決算でも今週はほぼ上がらなかった。一方、ミスったGOOGは今週約10%の下げ。容赦ない相場。さて年末どうなる?
普通、好決算の株が上がらない相場はこれからもっと下げる事が多い。
今回もその結果になる可能性は十分にある。チャートを見てもテクニカルはボロボロ。ここで買いに行くには相当勇気がいる。
でも買うのに相当勇気がいる時に買った株は長期ではお宝に変身してる可能性大。
短期でトレードしてる人達は別にして、長期で米株投資してる人はそろそろ買いたい銘柄を物色し出してもいいのではないかと思う。ここまで下がったら買う、というレベルを決めておいて、もしそこまで下げたらどんなに怖くても買うのが大事。
実際にそこまで下げるともっと下がりそうで中々買えないので鬼の意志で決行する。私はその予定。
でも投資のスタイルは人それぞれなので、これはあくまでも私の話。真似はしないでね。
さらに私はおそらく指数ではなく、ちゃんと分析できる個別株を買うと思う。さらに下げても振り落とされない自信がある個別銘柄を買いたい。
ちなみに私が個別株売買の話をすると必ず何人か「ヘッジファンド勤務で個別は買えないだろ」と言う人がいるけど、買えるよ。私のヘッジファンドでは個別株をトレードする前に毎回申請して許可をとり、一度買うと1ヶ月売れないというルールがあるけど、買えます。ウォールストリートの大手証券会社で米株アナリストをやってた時も色々制約はあったけど、買えた。会社によってルールは違う。
さてなぜ私がそろそろ買っても良いと思うか、というと、それは以下のような考えから。
周りの超富裕層投資家達がみんな弱気。みんなすごい買い場が来ると思ってる。
FEDはおそらくもう利上げを終えた。
インフレはおそらく来年前半に2%代になる。
経済はおそらく減速するけど、酷い不況にはならない。
それぞれ説明しよう。
1、今週、私の投資家仲間のChat Roomで「みんな最近新しい投資してる?」という質問に対して、上がってきたのは米国債、米Municipal Bonds, 米High Grade Corporate Bonds, などばかりだった。
特に「長期国債は買わない。株が下がった時に買うための流動性を残しておきたいから」とT-Billsに待機中の人ばかり。
彼らのほとんどは去年の今頃からずっと同じ事を言ってる。ずっと待機中だ。つまり今年の株の上げはほぼ全部逃してる。一体どこまで下げたら買い始めるのかと思うけど、おそらく株価がどうであれ、ちゃんと不況が来るまでは待機中なんだと思う。それくらい不況が来る事を信じてる。
2、来週水曜日のFOMCは100%の確率で利上げはない。これはWall Street JournalのNickが言ってるから間違いない。問題はその後だ。
今のところ、CMEが先物の値段を使って計算した債券市場のコンセンサスではもう一回利上げがある確率は28%まで下がってる。そして前回利上げがあったのが7月。つまり今回スキップすれば2回連続で利上げを見送ったことになる。
ここまで来れば、もう利上げは終わったと言っても過言ではないのではないだろうか。

CPIやPCEが何ヶ月か連続で予想外に上がる、と言うようなことがない限り、もう利上げはないと私は思う。インフレ再炎がない限り、経済が予想外に強い、なんてことになっても、利上げになならない気がする。
3、じゃあインフレは本当に再炎しないのか?私的には唯一の危険は原油だと思う。特に中東の地政学リスクのエスカレーションで原油が上がりかねない。でもそれでもしインフレが上がったとしても、それは一時的な要因で上がったと理解され、あまりFEDの見方には影響を与えない可能性もある。
それに10月7日に戦争が勃発して以来、原油は実は下げてる。

さらに、FEDが注目するインフレ指数、コアPCEの数値はかなり順調に下がってきている。このチャートは3ヶ月平均のデータで毎月のノイズがかなり排除できるのでトレンドが見やすい。
見ると分かるように、コアはすでに2%代だし、Core Services ex-housingも3%前半。しかも、Housingはめちゃくちゃ時差のある指数でこれが今後ドンドン下がる事はすでにわかってるので、インフレは24年前半に2%代が出ると私は踏んでる。

4、そして一番大事なのは4。不況が来なければ株は暴落しない。以上!みんな株が下がるのを待ち望んでるけど、なんだかんだ言って、不況が来なければ株は下がらない。
私も多分にもれず、去年の今頃は2023年に不況が来ると思ってた。来なきゃおかしいと思ってた。2022年10月、インフレは6%代、FEDはまだまだ利上げの真っ最中、ウクライナの戦争もどうなるか分からないし、2023年は絶対に不況が来るはず。その状況でS&P500は3600。
それに比べて今はどう?FEDの利上げはもうおしまい。ウクライナは泥沼化してるけど今後大きな変化はとりあえずなさそう。インフレは順調に沈着。そして経済はなんと3Qに4.9%成長で絶好調にも関わらず、みんなまた来年不況が来ると思ってる。
唯一新たな不確実要素はハマス・イスラエル戦争。でも1年前に比べたら不確実要素は圧倒的に少ないと思う。
こんなに利上げしたのになぜ2023年の経済はこんなに強いのか?不気味でさえあるけど、結局雇用市場が強ければ消費者はお金を使うし、消費者がお金を使えはアメリカ経済は大丈夫なのだ。
ではなぜ雇用市場がこんなに強いのか?コロナ後、労働市場に戻ってこなかった人がいまだに多く、人手不足な事と、バイデン大統領が湯水の如く財政政策でお金を使ってるせいだと思う。その2つの要因が来年急になくなるとは考えにくい。
Atlanta FEDのGDP Nowは今年は経済学者たちが出してる予想より当たってる。そして今週発表された4Qの予想は2.3%でまたしても経済学者達の予想を大きく上まってる。コンセンサスは1%以下。
4.9%が急に1%以下に下がる?何か大きな事件でも起こらない限りないのでは?
2.3%でもかなりの減速だけど、不況には程遠い。それどころか、熱すぎず、冷たすぎず、インフレを下げながら経済は順調に成長する、まさにGoldilocksの最適温度とも言える。

これらの事を考えると、短期では株はもっと下がるかもしれないけど、長期ではそろそろ買い出動する準備をしてもいいと思ってる。
どの株を買うのかって?それは今夜の投資ミーティングでお話ししましょう。








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